ロシア離婚手続き・方法
<ロシア人との離婚手続き・方法>
1.ロシア人の離婚事情
ロシアはアメリカ等と並び、非常に離婚率の高い国です。
離婚原因としては様々ですが、例えば以下のことがあげられると思います(※若干の主観、偏見もありますのでご了承ください)。
1.住宅事情があまりよくないため、狭い住居に、両親と新婚夫婦が同居せざるをえないことがよくあり、そのことが家族内でのトラブルを引き起こす。
2.もともとは社会主義国なので、社会的にも経済的にも男女差が少ない。
3.国営の幼稚園などが充実しており、非常に安価にで利用できるため 、離婚して子供がいても働ける。
4.結婚年齢が早いため、離婚後もやり直しがしやすい。
5.男性は家事に非協力的で、ウォッカばかり飲んでいる人が結構いる(?)。
日本では協議離婚の場合、市役所・区役所の戸籍課や市民課に離婚届けを提出しますが、ロシアでの市役所・区役所の戸籍課や市民課は戸籍登録機関(ザックス)といいます。
ここで婚姻登録や離婚登録が行われます。
また、ロシアでは協議離婚、裁判離婚双方の手続きがありますので、裁判手続きを原則とすることが多い欧米諸国と比べると、離婚手続きの点ではやや日本(協議離婚、調停離婚、裁判離婚制度あり)に近いといえるかもしれません。但し、日本のように当事者の同意があれば必ず協議離婚できるわけではなく、当事者の同意があっても裁判をしないと離婚できないケースもありますので、ご注意ください。
2.ロシア人との離婚手続き
日本人とロシア人との離婚は、婚姻が日本国内で行なわれた場合は日本の役所で離婚届を提出する形で行います。結婚の時と同じよう に、日本の法律に基づき行なわれる日本での離婚はロシア国内でも認められますので、ロシア連邦内もしくは在日ロシア連邦大使館領事部での離婚の再登録は必要あり ません。なお、この場合も、ロシア大使館、領事館の領事部で認証された日本での離婚証明書のロシア語への翻訳が離婚証明書として認められます。
また、日本人とロシア人のカップルがロシア連邦内の戸籍登録機関(ザックス)で婚姻登録した場合は、その離婚は、ロシア人夫または妻(配偶者のどちらか)の居住地の戸籍登録機関(ザックス)で行われます。
この際、日本の離婚証明書のロシア語訳をロシアの当該ザックスに提出し離婚する旨通知しなければなりません。
日本ではロシア人との結婚、離婚のトラブルも結構多いです。ロシア人との離婚でお困りの方は、一人で悩まず、まずはご相談ください。
⇒もっと知りたい方は国際離婚の相談、サービスのお申込みへ
⇒アメリカ人との離婚手続はアメリカ離婚手続き・方法へ
ロシア人との離婚手続き・国際離婚相談(※個別相談は有料です)のご予約は・・・・・
06−6375−2313
フロンティア総合国際法務事務所まで